がん治療についてはさまざまな選択肢がありますが、温熱療法は心身共に負担も少なく健康保険でできる治療です。
現在、【化学療法】【放射線療法】【免疫療法】【手術】
などとの相乗効果が注目されております。
恵仁会では温熱治療を平成4年に当院で開始しました。平成5年からは低用量化学療法と高気圧酸素療法も併用した、低侵襲集学的がん治療を行っております。
【温熱療法と低用量化学療法・高気圧酸素療法】は、がんの腫瘍環境を標的としています。これにより標準治療の効果を増強し難治性がん、とくに腹膜播種/腹水貯留/腸閉塞を合併して治療困難状態症例の方たちのお力になることができればと考えております。がん治療
低用量化学療法
- 低用量化学療法は、分子標的効果があり、とくに血管新生抑制作用、制御性T細胞を抑制し、免疫活性を上げて環境を改善してがん増殖を抑制することが期待されています。
ハイパーサーミア
- がん細胞の「熱に弱い」特性を利用し、病巣を的確に加温する治療法です。
- 温熱療法は、直接の殺がん効果に加えて抗がん剤に対する感受性を高め、免疫活性を高めて、病準治療の効果を増強します。
※放射線治療との相乗効果も認められています。
高気圧酸素療法
- がんの低酸素構造を改善し放射線や抗がん剤の効果を増強します。
- 低酸素誘導因子を減少させ、治療抵抗性を抑制します。
がん増殖の原動力となる腫瘍環境が改善されて標準治療の効果増強が期待できます。
特に膵臓がん(頭頸部)・胆嚢がん・腸閉そく~がん性腹膜炎に優れた効果が期待できます。※放射線治療との相乗効果も認められています。
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