すい臓がんは、発がんしても自覚症状がないまま、
進行して手遅れになってから発見されることが多く救命が困難ながんです。
しかし、1cm以下の初期であれば5年生存率は50%と高く、早期発見の重要性が指摘されています。
実際に、広島県尾道市、横浜市などでは、すい臓がん早期発見のための検診が始まっています。
しかし、胃がんなどと異なり集団検診などに向かないがんであり、個別的対応が必要です。
検診を
受けたほうが
良い方
1.糖尿病発病から3年以内の方
2.すい臓がんの家族歴のある方
3.原因不明の肝機能障害のある方
4.10年以上の喫煙歴のある方
検査について
すい臓がんは、そのほとんどが膵管上皮にでき、徐々に増大・浸潤し黄疸や腹膜播種という経過をとります。
まず、膵管の状態を検査することが、早期発見に有用であると考えられます。
そのために行われる検査が、MRIを使ったMRCP(磁気共鳴胆管膵管造影)という検査です。
すい臓がん検診のながれ(検査方法)
食事をとらずに朝、来院してください。
MRI検査の受けられない方がおられますので問診いたします。
MRI用経口消化管造影剤(ボースデル内用液:250㎖)を飲みます。
MRIにて検査開始します~検査時間は約20分間です。
終 了
そのあと、当日に診察室にて検査結果のお話があります。異常が認められた場合は、すい臓CT(造影剤あり)腫瘍マーカー、超音波検査など施行する場合があります。
検査予約の
取り方
- 電話予約
- 076-463‒1301
- 内線
- 123(外来)にお電話してください。
- 検査料金
- 30,000円(税込)
【この検査を受けることができない方】
※MRIによる検査ができない方
- 心臓ペースメーカー
- 人工内耳
- 脳動脈瘤クリップ
- 冠動脈ステント
- 消化管吻合クリップ
※その他の体内挿入金属のある方も来院時、材質を確認させていただきます。
夜間・時間外受付・お問合せ
076-463-1301
地域連携室へのご相談は
076-461-3521